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「FortiOS」関連で2件のセキュリティアドバイザリ - Fortinet

Fortinetは現地時間2025年4月8日、「FortiOS」に関する2件のセキュリティアドバイザリを公開した。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、セキュリティアドバイザリを公開したもの。

「FortiOS」に関しては2件のアドバイザリが公開されている。「fgfm接続」において証明書名の検証を行っておらず、「FortiCloud」や「FortiManager」の管理デバイスになりすまして中間者攻撃(MITM攻撃)が可能となる「CVE-2024-26013」「CVE-2024-50565」が判明した。

重要度を上から2番目にあたる「高(High)」とレーティング。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアを「7.5」と評価。「FortiOS」以外にも「FortiProxy」「FortiManager」「FortiAnalyzer」「FortiVoice」「FortiWeb」などが脆弱性の影響を受けるとしている。

また資格情報の保護が不十分とされる脆弱性「CVE-2024-32122」が明らかとなった。悪用には権限が必要となるが、「FortiOS」の構成においてLDAPサーバのIPアドレスを改ざんして悪意のあるサーバへ誘導、資格情報の窃取が可能になるという。

CVSS基本値は「2.3」、重要度は4段階中もっとも低い「低(Low)」としている。

(Security NEXT - 2025/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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