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GitHubアクション「reviewdog」で改ざん被害 - SC攻撃の起点に

GitHubアクションの実行履歴を確認し、ログに心当たりのないBase64の文字列があった場合はシークレットが漏洩した可能性が高いという。

侵害されたアクションを利用していた場合は、利用を停止してリポジトリ内の全ての参照を削除し、漏洩した可能性があるシークレットをローテーションするよう求めている。

tj-actionsのGitHubアクション「changed-files」が侵害されたことが判明しているが、「reviewdog」の改ざんを通じて、依存関係にあった「tj-actions/changed-files」における「PAT」の漏洩につながった可能性があるという。

ソースリポジトリの侵害を報告したWizや調査を行ったPalo Alto Networksでは、これら一連の攻撃は、GitHubアクションを利用していた暗号資産(仮想通貨)取引所である「Coinbase」のソースリポジトリを侵害するために展開された可能性が高いと分析している。

同問題を受けて米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ「CVE-2025-30154」を追加。行政機関へ対策を促すとともに、広く注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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