成績データを誤アップロード、生徒がSNSで共有 - 静岡県
静岡県は、県内高校において成績一覧表データをクラウドに誤ってアップロードする事故が発生したことを明らかにした。閲覧可能となった間に生徒が画面を撮影し、SNS上の生徒グループに流出していた。
同県によれば、3月4日12時半ごろ、教諭が1クラス35人分の成績一覧表データを誤ってクラウドにアップロードする事故が発生したもの。
氏名や1学期の各教科評価、評価平均、クラス順位、学年順位、出席状況など記載されており、約5分間ほど2年生の生徒282人が閲覧できる状態が発生した。
アップロードされたデータを確認した生徒から学校に連絡があり問題が判明。データを削除したが、アップロードされたデータの画面を生徒が撮影し、その画像をSNS上の生徒グループに共有していたことがわかった。
教諭が成績一覧表を「模試年間スケジュール」というファイル名でパソコンに誤って保存してしまい、内容を確認せずスケジュールデータと勘違いしてアップロードしてしまったという。
同校では対象となる生徒と保護者に謝罪。今回の問題を受けて、セキュリティポリシーの再確認を行い、個人情報の取り扱いルール遵守について徹底し、県立校に周知して再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2025/03/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
一部高齢者調査票が所在不明、民生委員が誤廃棄か - 西宮市
国交省にサイバー攻撃、ネットワーク経由で内閣府に影響
包装資材の通販サイトで侵害被害 - 詳細は調査中
「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
最新OS「iOS/iPadOS 26」公開 - 旧OSではゼロデイ脆弱性を解消
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
県立高の林間学校で生徒名簿を紛失 - 埼玉県
小学校で2年分の心臓検診診断票が所在不明 - 名古屋市
イベント募集の関連ファイルに無関係の20年前登記情報 - 福山市