Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脅威監視プラットフォーム「Wazuh」に深刻な脆弱性

侵入検知やログ解析、脆弱性検知などの機能を備えるオープンソースの脅威監視プラットフォーム「Wazuh」のサーバに脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。

「同4.4.0」以降の一部「API」において、信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2025-24016」が明らかとなったもの。

APIへアクセスする権限を持つユーザーによって悪用でき、サーバへ細工したJSONデータが送信された場合に、リモートよりコードを実行されるおそれがある。

また特定の構成では、侵害されたエージェントが悪意のあるレスポンスを返すことで、同脆弱性を悪用した攻撃が行われるおそれもあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性は、2024年10月18日にリリースされた「同4.9.1」で修正されており、利用者に注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処