マイクロソフト、ブラウザ「MS Edge」最新版で脆弱性5件を解消
マイクロソフトは、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。あわせて5件の脆弱性を解消している。
「Chromium 133.0.6943.99」「同133.0.6943.98」がリリースされたことを受け、これらバージョンをベースとした「MS Edge 133.0.3065.69」をリリースしたもの。
「Chromium」にて修正された脆弱性4件にくわえて、「MS Edge」に明らかとなった脆弱性「CVE-2025-21401」を修正した。細工したファイルをユーザーが開くとセキュリティ機能をバイパスされるおそれがある。
マイクロソフトは、同脆弱性の悪用にあたり、標的とする環境を準備する追加のアクションが必要であると説明。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「4.5」、重要度を4段階中もっとも低い「注意(Low)」とレーティングした。
「CVE-2025-21401」を単独で悪用した場合の影響は限定的としており、攻撃を実行するには、別の脆弱性と組み合わせることが必要としている。脆弱性の悪用は確認されていない。
今回のアップデートで修正された脆弱性は、以下のどおり。
CVE-2025-0995
CVE-2025-0996
CVE-2025-0997
CVE-2025-0998
CVE-2025-21401
(Security NEXT - 2025/02/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開
WatchGuard製UTM「Firebox」のVPN脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
