Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ブラウザ「Chrome」にアップデート - 4件の脆弱性を修正

Googleは現地時間2025年2月12日、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースし、複数の脆弱性を修正した。

WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 133.0.6943.99」「同133.0.6943.98」、Linux向けに「同133.0.6943.98」をリリースしたもの。4件の脆弱性を解消した。

具体的には、スクリプトエンジン「V8」に判明した解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2025-0995」や、域外メモリへのアクセス「CVE-2025-0998」を修正。

さらにブラウザユーザーインタフェースにおける不適切な実装「CVE-2025-0996」や、「Navigation」コンポーネントにおける「Use After Free」の脆弱性「CVE-2025-0997」に対処した。

2024年末より1月にかけて報告された脆弱性としており、重要度はいずれも4段階中、上から2番目にあたる「High(高)」とレーティングしている。

同社は、今後数日から数週間をかけて同バージョンを展開していく予定。

(Security NEXT - 2025/02/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Spring Cloud Gateway Server Webflux」に情報漏洩の脆弱性
機械学習フレームワーク「Keras」に深刻な脆弱性 - 8月の更新で修正
「LANSCOPE」エンドポイント管理製品に脆弱性 - 4月以降、攻撃を観測
プロキシサーバ「Squid」に認証情報が漏洩する深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - セーフブラウジング関連の脆弱性を解消
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性