運用監視ツール「Cacti」に脆弱性 - アップデートが公開
システム運用監視ツール「Cacti」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を解消したアップデートが提供されている。
同ソフトウェアにおいて、マルチラインの「SNMPレスポンス」に対する解析処理に問題があり、コマンドの実行が可能となる脆弱性「CVE-2025-22604」が明らかとなったもの。
悪用には同ソフトウェアにおけるデバイスの管理権限が必要となるが、リモートよりサーバ上で任意のコードを実行することが可能となる。
CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」と評価。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
開発チームでは、「同1.2.29」をリリースし、同脆弱性を解消した。同脆弱性の詳細や概念実証(PoC)などもすでに公開されており、注意が必要。
(Security NEXT - 2025/01/30 )
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