Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

中国関与が疑われる「MirrorFace」の攻撃に注意喚起 - 警察庁

また2023年以降、VPN機器における脆弱性や外部漏洩した認証情報を用いた不正アクセス、公開サーバにおけるSQLインジェクションといった脆弱性を狙った攻撃が発生。

Array NetworksのVPNアプライアンス「Array AGシリーズ」に判明した脆弱性「CVE-2023-28461」のほか、Fortinetの「FortiOS」「FortiProxy」に関する「CVE-2023-27997」、「NetScaler ADC(旧Citrix ADC)」「NetScaler Gateway(旧Citrix Gateway)」の「CVE-2023-3519」などを悪用していた。

製造、半導体、情報通信、航空宇宙、学術などの分野を標的に攻撃が展開されており、侵入を許すと「Active Directory」や「Microsoft 365」に対する横展開や、仮想マシンイメージの窃取などを試みる。

さらに2024年6月以降、政治家、シンクタンク、マスコミ、学術分野に関する個人や組織を狙い、メール本文に記載されたリンクよりダウンロードさせたファイルを起点にマルウェア「ANEL」へ感染させる手法で情報の窃取を行っていた。

メールではマスコミ関係者や有識者になりすまし、「取材のご依頼」「所蔵資料のおすすめ」「国際情勢と日本外交」といったキーワードを用いて興味を惹こうとしていた。

(Security NEXT - 2025/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

手術情報含むデータ移管用USBメモリが所在不明 - 倉敷中央病院
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
データ管理システムで設定ミス、顧客情報が閲覧可能に - ピラティス専門店
システムやECサイトで攻撃検知、関連性は未確認 - タカラスタンダード
相談内容など2198件含む報告書をメールで誤送信 - 名古屋市
不正アクセスで医療従事者情報などが流出か - 富士フイルムメディカル
保管していた国勢調査関係書類が一部所在不明、検査過程で判明 - 福岡市