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市教委サーバでランサム被害、校務に支障も - 赤穂市

兵庫県赤穂市は、同市教育委員会のサーバがランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。学校運営の一部に支障が生じており、復旧を急いでいる。

同市によれば、12月18日8時半にシステム管理委託業者から連絡があり、同市教育委員会のサーバで異常が発生していることが判明。サーバ内に保存されているデータの一部がランサムウェアにより暗号化され、使用できない状態となっていることが明らかとなった。

被害を受けたサーバには、小中学校の児童生徒に関する個人情報が保存されていた。12月27日の時点で外部に流出した痕跡は確認されていないが、流出の有無なども含め、同市では調査を進めている。

また市内小中学校が利用する校務システムのデータが保存されており、暗号化の被害に遭った。一部復旧したものの、引き続き業務に支障が生じている。システムのバックアップデータをもとに、復旧に向けて作業を進めているという。

サイバー攻撃の影響で、市内学校や保育園におけるメールの送受信、インターネットなどが一時利用できなくなったほか、タブレット端末を用いた学習にも一時影響が出たが、これらは復旧済みとしている。

(Security NEXT - 2024/12/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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