「Apache MINA」にRCE脆弱性 - アップデートや設定を
ネットワークアプリケーションフレームワーク「Apache MINA」に、深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートや安全に運用するための設定が呼びかけられている。
デシリアライズ処理を行う「ObjectSerializationDecoderクラス」に脆弱性「CVE-2024-52046」が判明したもの。
検証に問題があり、信頼できないデータをデシリアライズするため、細工したデータを送信することでリモートよりコードの実行が可能になるという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは最高値である「10.0」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
開発チームでは、現地時間12月24日に「同2.2.4」「同2.1.10」「同2.0.27」をリリースし、同脆弱性を修正。アップデートに加えて、あたらしいメソッドを利用し、デシリアライズが可能となるクラスを明示的に許可するよう求めている。
(Security NEXT - 2024/12/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
佐川急便の会員サービスで不正ログイン - アクセスを一時制限
開発リポジトリでクラウドアクセスキーを誤公開 - ビール定期便サービス
国勢調査員がチラシ配布中に調査世帯一覧を紛失 - 野々市市
個人情報含むメールを委託業者へ誤送信 - 名古屋市
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
F5にサイバー攻撃 - 未公開の脆弱性含む機器関連情報が流出