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メール流出問題で調査結果、外部登録パスワードが漏洩か - アイザワ証券子会社

アイザワ証券グループの子会社であるあいざわアセットマネジメントは、従業員のメールアカウントが不正アクセスを受け、個人情報が流出した問題で、調査結果を取りまとめた。

4月28日から5月13日にかけて同社従業員が利用するメールサーバが複数回にわたり不正アクセスを受け、約2年分のメールがダウンロードされたもの。

5月13日に投資を促す迷惑メール811件が従業員のアカウントから顧客などへ送信され、同社においても迷惑メールを受信したことから問題が発覚。事態を公表するとともに影響の範囲など調査を進めていた。

調査の結果、金融商品取引業者としての同社の顧客94人や、ファンドの投資家など顧客に準じる取引先219人のほか、ファンド運営者689人、投資家候補や同業者1103人、さらに利用業者178人、監督省庁や行政機関62人といった関係先を含め、あわせて2540人分の個人情報が流出したことが判明した。

流出した項目は対象者によって異なるが、氏名や所属する組織の名称、役職、住所、電話番号、メールアドレスのほか、顔写真、銀行口座、パスポート番号、免許証番号、会計士番号などが含まれる。

(Security NEXT - 2024/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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