Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

プロバイダ向け「Veeam Service Provider Console」に深刻な脆弱性

Veeam Softwareは、サービスプロバイダ向け製品「Veeam Service Provider Console(VSPC)」における深刻な脆弱性を明らかにした。アップデートを強く推奨している。

現地時間12月3日にアドバイザリを公開し、「VSPC 8.1」およびそれ以前のバージョンが影響を受ける「CVE-2024-42448」「CVE-2024-42449」について公表した。サポート外のバージョンも影響を受ける可能性がある。

「CVE-2024-42448」は、「VSPCサーバ」によって認可された管理エージェントが動作する端末から、「VSPCサーバ」に対してリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」と高く、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

一方「CVE-2024-42449」は、「VSPCサーバ」によって管理エージェントが認可されている場合に、VSPCサーバサービスアカウントの「NTLMハッシュ」が漏洩し、「VSPCサーバ」上のファイルが削除されるおそれがある脆弱性としている。

(Security NEXT - 2024/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ