Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Laravel」に動作環境を変更される脆弱性 - CNAとCISAで異なる評価

ウェブアプリケーションフレームワーク「Laravel」に脆弱性「CVE-2024-52301」が明らかになった。アップデートが提供されている。

「PHP」の特定構成において、悪意のあるユーザーが特定のクエリを用いることで、フレームワークがリクエストの処理に使用する環境を変更することが可能となる「CVE-2024-52301」が明らかとなったもの。

CVE番号を採番したGitHubでは、悪用に権限を必要とせず、完全性に影響を及ぼすとし、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「8.7」、重要度を「高(High)」とレーティングした。

ただし、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、機密性、完全性、可用性への影響がないと判断し、「CVSSv3.1」のスコアを「0.0」、重要度を「なし(None)」としている。米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による評価は現段階で示されていない。

開発チームは、「Laravel 11.31.0」「同10.48.23」「同9.52.17」「同8.83.28」「同7.30.7」「同6.20.45」にて脆弱性を解消した。

(Security NEXT - 2024/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル