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オンライン会議ツールに学生名簿を誤アップロード - 岡山大

岡山大学は、学生向けに就職情報を共有するオンライン会議ツールにおいて、誤って学生名簿をアップロードしたことを明らかにした。一部学生がダウンロードしていたという。

同大によれば、10月10日に医歯薬学総合研究科で就職活動を希望する学生と情報を共有するために作成したオンライン会議ツールのページに、職員が誤って学生名簿をアップロードしたもの。

同学生名簿にはパスワードが設定されておらず、学生がダウンロードしたり、閲覧できる状態だった。名簿には氏名や電話番号、メールアドレス、学籍番号、指導教員名、研究科名、在学期間、休学期間などが含まれる。

10月15日に学生から指導教員に相談があり、大学に通報したことで判明した。同大では学生名簿を削除。同ページへのアクセス状況を確認したところ、学生3人がアクセスし、ファイルをダウンロード、開封していたことが判明した。

同大では3人の学生において、ダウンロードされたファイルを削除したことや、外部転送、第三者への漏洩などがなかったことを確認。対象となる学生に経緯の報告と謝罪を行っている。

今回の問題を受け、業務運用手順の見直しやパスワード伝達方法の再確認など、学生情報の取り扱いについて徹底を図り、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2024/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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