Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

新規構築中サーバに攻撃、個人情報流出か - クラブツーリズム

KNT-CTホールディングスの子会社で旅行サービス大手のクラブツーリズムは、サイバー攻撃を受け、顧客の個人情報が流出したおそれがあることを明らかにした。

同社によれば、10月30日19時過ぎ、業務を委託しているシステム会社より一部サーバが侵害を受けたとの報告を受けたもの。被害を受けたのは、あらたに構築を進めていたサービス提供前のサーバだったという。

同社では対象となるサーバを隔離し、被害状況を確認したところ、特定期間の同社海外ツアーに申し込んだツアー参加者のローマ字氏名、性別、年齢、生年月日、航空券予約番号、旅券番号など約4000件が外部に流出した可能性があることが判明した。影響範囲について詳しく調べている。

問題の発覚を受けて、同社は警察へ相談するとともに個人情報保護委員会へ報告。対象となる顧客に対してはメールや書面で連絡を取っている。

被害が発生したサーバは、構築中のサーバに限られ、稼働中である同社ウェブサイトへの影響については否定した。

(Security NEXT - 2024/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ネットワーク侵害を確認、詳細を調査 - テーオーシー
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞