OpenSSLの一部楕円曲線APIに脆弱性 - 重要度は「低」
OpenSSLの開発チームは、一部楕円曲線のAPIに脆弱性が含まれていることを明らかにした。重要度は「低」としており、今後のアップデートで修正する予定。
現地時間10月16日にアドバイザリを公開し、一部楕円曲線のAPIにおいて信頼できないデータを処理すると、域外メモリへアクセスする脆弱性「CVE-2024-9143」について明らかにしたもの。
脆弱性を悪用されるとアプリケーションのクラッシュを引き起こし、リモートよりコードを実行されるリスクがある。
ただし、一般的に利用されるX.509証明書やX9.62エンコーディングにおいては、問題のある入力は発生せず、悪用が成功する可能性も低いことから影響は限定的で重要度を「低(Low)」とした。
開発チームではソースリポジトリで修正。同脆弱性の修正を目的としたアップデートは提供せず、今後リリースする「OpenSSL 3.3.3」「同3.2.4」「同3.1.8」「同3.0.16」「同1.1.1zb」「同1.0.2zl」にて修正する予定。
(Security NEXT - 2024/10/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
神奈川県民ホールの指定管理者がランサム被害 - 開館に影響なし
IBMの認証管理製品に複数の深刻な脆弱性 - アップデートで修正
TrellixのSIEM製品にRCEなど複数脆弱性
サポート詐欺被害の調査結果を公表 - ウエルシア薬局
個人情報が記載された訪問予定表を紛失 - JA山形市
約3万件のDM、宛名に別の顧客氏名を記載 - 広島銀
エアギャップ環境向けオンプレEDRを国内展開 - サイバーリーズン
「Apache Arrow」のR言語向けパッケージに深刻な脆弱性
熊本県運営の農業関連サイトにサイバー攻撃 - 個人情報流出か
LINEのアルバム機能で不具合 - 他人の画像を表示