Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Trend Micro製UTMに深刻な脆弱性 - 「Deep Security」にもLPE脆弱性

米Trend Microは現地時間10月15日、UTM製品の「Trend Micro Cloud Edge」やサーバ向けセキュリティソフトウェア「Trend Micro Deep Security」に脆弱性が明らかになったとしてセキュリティアドバイザリを公開した。

「Trend Micro Cloud Edge」では、リモートから認証なしにコードを実行することが可能となるコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-48904」が判明した。

「同7.0」「同5.6 SP2」に影響があり、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は「同7.0 build 1081」「同5.6 SP2 build 3228」にて脆弱性を修正しており、最新版へ更新するよう呼びかけた。

また「Trend Micro Deep Security」では権限昇格の脆弱性「CVE-2024-48903」が公表されている。Windows向けのエージェントに判明した脆弱性で、アクセス制御の不備に起因し、ローカル環境において権限の昇格が可能だという。

CVSS基本値を「7.8」、重要度を「高(High)」と評価。脆弱性を修正した「同20.0.1-17380」を提供しており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

職員が携帯電話を一時紛失、保護ケースにロック解除メモ - 新潟県
複数の決裁文書が所在不明に、盗難の可能性も - 四條畷市
会員顧客向けメールで誤送信 - PC周辺機器メーカー
伝票を保管していた段ボール3箱を誤廃棄 - 佐賀銀
職員のアカウント2件がスパム送信の踏み台に - 東京経済大
「Django」にセキュリティアップデート - 複数の脆弱性を修正
ライクキッズへのランサム攻撃 - 脆弱性を突いて侵入
井関農機のグループ会社でランサム被害 - 影響など調査
「Apex One」「Apex Central」に脆弱性 - ホットフィクスやOS設定で対応を
SonicWall製VPN製品「SMA 100シリーズ」に複数の脆弱性