Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

通販サイトで「クレジットマスター」の悪用被害 - 日清ファルマ

日清製粉グループで健康食品事業を展開する日清ファルマは、公式通販サイトで第三者により不正なクレジットカード情報が商品の購入決済に利用されたことを明らかにした。

同社によれば、「日清ファルマ公式通販サイト」で9月29日10時40分ごろから同月30日19時ごろにかけて、不正なクレジットカード情報を用いて決済されるケースが発生したという。

機械的にクレジットカードやデビットカードの番号を生成するいわゆる「クレジットマスター」の手口で用意したデータが悪用されたものと見られ、有効性の確認に同サイトが悪用された可能性がある。

同社では、9月30日から10月1日にかけて、不正と見られる注文、決済についてすべてキャンセル処理を実施。請求などが行われないよう対策を講じた。あわせて10月1日に不正利用を防止するシステムを導入したという。

同社ではクレジットカード情報を保有していないが、クレジット会社に問い合わせ、一部の顧客で以前本人が正規に利用したカード情報と、今回第三者によって悪用されたカード情報が一致していることを確認。対象の顧客へ個別に連絡を取っている。

一方、購入歴がなく顧客情報を保有していない被害者については、同社から連絡を取る手段がないため、問い合わせ対応を行うとともに、利用明細書などを確認し、身に覚えのない請求などが行われていないか確認するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信で会員のメアド流出 - 不動産ファンド運営会社
ファイル共有設定ミスで意図せずCC送信 - メアド閲覧可能に
個人情報含むPCで侵害確認、影響を調査 - 小樽商科大同窓会
ウェブ問合フォームの入力情報が外部流出 - 川本製作所
サーバに攻撃の痕跡、一部情報流出を確認 - 人材サービス事業者
フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
2025年3Qのネット銀不正送金被害 - 件数、金額ベースともに7割減
2025年3Qクレカ番号盗用被害、3年ぶりに100億円を割り込む
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
高校で1クラス分の出席簿が所在不明に - 神奈川県