Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

運用監視ツール「Cacti」に複数の脆弱性 - アップデートで解消

運用監視ツール「Cacti」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「同1.2.27」および以前のバージョンに4件の脆弱性が明らかとなったもの。具体的には、悪意あるホスト名をログに記録する「ログポイズニング」の脆弱性「CVE-2024-43363」が判明した。

PHPファイルをログファイルとして用いていた場合、ログファイルに記録された悪意あるURLにアクセスするとコマンドが実行されるおそれがある。

さらにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-43362」「CVE-2024-43364」「CVE-2024-43365」なども含まれる。

GitHubによる共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-43363」が「7.2」、「CVE-2024-43362」が「7.3」。いずれも重要度は「高(High)」とした。のこる2件はともにCVSS基本値が「5.7」、重要度は「中(Moderate)」と評価されている。

開発チームでは、現地時間10月7日にこれら脆弱性に対処した「同1.2.28」をリリース。あわせてバグの修正や機能の追加、サードパーティ製ソフトウェアのアップデートなどを行っている。

(Security NEXT - 2024/10/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報残存する「就職先情報リスト」を学生に共有 - 摂南大
法人の不正送金被害が約8.6倍 - 金額ベースで個人を上回る
テゲ宮崎の通販サイト、管理ページが認証なしで閲覧可能に
サイバー攻撃でシステム障害が発生 - ヤマダコーポレーション
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
先週注目された記事(2025年6月22日〜2025年6月28日)
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF