SAPのeコマース製品はじめ脆弱性4件を悪用リストに追加 - 米当局
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、あらたに脆弱性4件を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。
2020年から2023年にかけて判明した4件の脆弱性を同リストへ追加したもの。米国内の行政機関に対応を促すとともに、広く悪用されるおそれがあるとして注意を呼びかけた。
具体的には、SAPが提供するeコマースツール「SAP Commerce Cloud(旧Hybris))」の複数拡張機能において、信頼できないデータをデシリアライズし、コードを挿入することが可能となる「CVE-2019-0344」を追加。
DrayTekが提供する複数ルータに判明した「CVE-2020-15415」や、D-Link製ルータ「DIR-820」に関する「CVE-2023-25280」など、コマンドインジェクションの脆弱性2件をあらたに登録している。
さらに動画や音声のストリーミング、エンコーディングなどに用いられるMotion Spellの「GPAC」に判明した「NULLポインタ」を参照し、サービス拒否に陥る脆弱性「CVE-2021-4043」を同リストに加えた。
(Security NEXT - 2024/10/01 )
ツイート
PR
関連記事
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
メール誤送信で美術研究所研究生のメアド流出 - 大阪市立美術館
個人情報含むファイルを業務チャットで誤送信 - トライトグループ会社
ファイル管理ツール「File Browser」に脆弱性 - 依存ライブラリに起因
空部屋ポストに未配達の郵便物か、住民から連絡 - 徳島
クラウドサービスが侵害、顧客従業員情報が流出か - ITサービス事業者
フィッシング契機に個人情報流出判明、犯行声明も - フォトクリエイト

