Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

教員の業績管理システムに脆弱性 - パッチがリリース

メディアフュージョンが提供するソフトウェア「MF教員業績管理システム」に脆弱性が明らかとなった。

同製品は、大学や研究機関において研究者の研究や論文、講義、受賞歴などの業績を管理できるソフトウェア。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同6」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-41930」が判明した。

脆弱性を悪用されると、同製品を使用するサイトにブラウザでアクセスした際、任意のスクリプトを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「6.1」と評価されている。

同脆弱性は、電気通信大学の住吉晶氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

同社より脆弱性を修正するパッチが提供されている。なお「同5」および以前のバージョンは同脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2024/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
会報誌データのメール送信時に誤送信 - 群馬県立点字図書館
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
国勢調査の回答状況確認表が所在不明 - 石垣市
エキストラ募集メールに誤リンク - 修正漏れで別人宛に