「NVIDIA Container Toolkit」に「クリティカル」の脆弱性
コンテナ環境で「GPU」を利用するために用いるツールキット「NVIDIA Container Toolkit」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。
「TOCTOU(Time-of-check Time-of-Use)」の脆弱性「CVE-2024-0132」が明らかとなったもの。
細工されたコンテナイメージによってホストのファイルシステムを侵害されるおそれがあり、悪用されるとコードの実行、権限の昇格、データの改ざん、情報漏洩、サービス拒否につながるおそれがある。
また細工されたコンテナイメージにより、ホストのファイルシステムに空のファイルを作成できる脆弱性「CVE-2024-0133」もあわせて判明した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-0132」が「9.0」、「CVE-2024-0133」が「4.1」と評価されており、重要度はそれぞれ「クリティカル(Critical)」「中(Medium)」とレーティングされている。
同社では、これら脆弱性に対処した「NVIDIA Container Toolkit 1.16.2」、および「NVIDIA GPU Operator 24.6.2」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/09/30 )
ツイート
PR
関連記事
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
「ぶちエコサポーター」研修会の参加者宛メールで誤送信 - 山口県
誤って資料を持ち帰り紛失、住民が商業施設で拾得 - 新潟県
従業員個人PCがマルウェア感染、業務用認証情報が流出 - QUICK
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
