Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Linux向け印刷システムに脆弱性 - パッチを開発中

重要度は「CVE-2024-47177」が「クリティカル(Critical)」とされており、他脆弱性は「高(High)」とレーティングされている。

同システムを有効化している場合、複数のバグを組み合わせることで、印刷ジョブの開始時に、認証を必要とすることなく任意のコマンドをリモートより実行することが可能になるという。

脆弱性が公表された現地時間9月26日の時点でアップデートは提供されておらず、パッチの開発が進められている。印刷が不要な環境では、「cups-browsed」を停止することで脆弱性の影響を回避することが可能。

Red Hatは、これら脆弱性の影響を「重要(Important)」と評価。「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」の全バージョンが脆弱性の影響を受けるとする一方、デフォルトの構成では脆弱ではないと説明している。

(Security NEXT - 2024/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
Oracle、定例パッチを公開 - 脆弱性のべ374件を修正
「Chrome」にアップデート - スクリプトエンジンの脆弱性を修正
Ivantiの複数製品に脆弱性 - 「EPM」の更新は11月以降
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
「WatchGuard Firebox」の深刻な脆弱性、PoC公開で悪用リスク上昇
講座延期の通知メールを誤送信、メアド流出 - 滋賀県発達障害者支援センター
米当局、脆弱性悪用リストに「Oracle EBS」など5件追加
整体サロン店舗端末から顧客情報が流出した可能性