Linux向け印刷システムに脆弱性 - パッチを開発中
Linux向けに提供されているオープンソースの印刷システム「CUPS(Common Unix Printing System)」のコンポーネントに複数の脆弱性が明らかとなった。特定環境下では脆弱性を組み合わせることでリモートよりコードを実行されるおそれがあるという。
「CUPS」は、多くのLinuxディストリビューションで利用されている印刷システム。ローカルプリンタやネットワークプリンタをサポートしており、管理、検出、共有に対応し、「IPPサーバ」としても動作する。
「cups-browsed」「cups-filters」など複数のコンポーネントや関連ライブラリ「libcupsfilters」「libppd」に脆弱性「CVE-2024-47076」「CVE-2024-47175」「CVE-2024-47176」「CVE-2024-47177」が判明した。概念実証(PoC)も公開されている。
現在4件の脆弱性が指摘されているが、正確な件数については、問題を発見した研究者やコミュニティで調整が進められているという。
CVE番号を採番したGitHubによる共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-47177」が「9.0」、「CVE-2024-47076」「CVE-2024-47175」が「8.6」、「CVE-2024-47176」が「8.3」と続く。
(Security NEXT - 2024/09/27 )
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