Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

GitLab、「同16系」にクリティカルパッチをバックポート

GitLabは現地時間9月25日、「GitLab Community Edition(CE)」「同Enterprise Edition(EE)」の旧バージョン向けに深刻な脆弱性を修正するクリティカルパッチをリリースした。

同社では通常、安定リリースおよび過去2回の月次リリースに対してセキュリティアップデートを提供しているが、重大な脆弱性などが判明した場合、旧版に対してもアップデートを提供するケースがあり、今回「同16系」向けにアップデートを用意したもの。

具体的には、サードパーティ製ライブラリ「Ruby SAML」「OmniAuth SAML」に判明したSAML認証をバイパスできる脆弱性「CVE-2024-45409」を修正した。

すでにクリティカルアップデートとして「同17.3.3」「同17.2.7」「同17.1.8」「同17.0.8」「同16.11.10」を現地時間9月17日に定例外パッチとしてリリースしたが、「同16.10」より以前のバージョンに対してもバックポートを実施した。

現地時間9月25日、あらたに「同16.10.10」「同16.9.11」「同16.8.10」「同16.7.10」「同16.6.10」「同16.5.10」「同16.4.7」「同16.3.9」「同16.2.11」「同16.1.8」「同16.0.10」をリリースし、できるだけ最新版にアップデートするよう求めている。

なお、同日GitLabでは「同17.4.1」「同17.3.4」「同17.2.8」をリリースしており、複数の脆弱性を修正している。

(Security NEXT - 2024/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Cisco、セキュリティアドバイザリ14件を公開 - 一部製品はEOLで修正なし
制度登録企業宛のメールで誤送信、メアド約1500件が流出 - 新潟県
統計調査員が個人情報含む調査関係書類を紛失 - 大阪府
米当局、「Zimbra」狙う攻撃に注意喚起 - メール「CC」に不正コード
企業情報をメール誤送信、添付ファイル分離で一部影響を軽減 - 島根県
WAFの「SiteGuardシリーズ」にマネージドライセンス - EGセキュア
IoT製品のセキュ評価制度「JC-STAR」 - 4レベルで認証、取消もあり
「NVIDIA Triton Inference Server」に脆弱性 - アップデートを提供
SplunkのAWS向けのアドオンに複数脆弱性 - アップデートで修正
サーバがランサム被害、一部業務に遅延 - ベル・データ