Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性
クライアントにSAML認証の機能を実装するライブラリ「Ruby SAML」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。
「SAML応答」の署名を正しく検証せず、認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2024-45409」が明らかとなったもの。
アイデンティティプロバイダにより署名されたSAMLドキュメントを攻撃者が入手できる場合、攻撃者がSAMLレスポンスやアサーションを偽造し、任意のユーザーとして脆弱なシステムにログインすることが可能になるという。
CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを最高値である「10.0」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
現地時間9月10日にリリースされた「同1.17.0」「同1.12.3」にて脆弱性は修正された。また依存関係を持つ「OmniAuth SAML」も影響を受けるとしており、脆弱性を修正した「同2.2.1」が提供されている。
(Security NEXT - 2024/09/13 )
ツイート
PR
関連記事
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
【特別企画】専門家13人が「生成AI時代」のセキュリティを多角的に解説
学童保育で利用料決定通知書1クラス分が所在不明に - 和歌山市
個人情報残存する「就職先情報リスト」を学生に共有 - 摂南大
法人の不正送金被害が約8.6倍 - 金額ベースで個人を上回る
テゲ宮崎の通販サイト、管理ページが認証なしで閲覧可能に
サイバー攻撃でシステム障害が発生 - ヤマダコーポレーション
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
先週注目された記事(2025年6月22日〜2025年6月28日)