Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性
クライアントにSAML認証の機能を実装するライブラリ「Ruby SAML」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。
「SAML応答」の署名を正しく検証せず、認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2024-45409」が明らかとなったもの。
アイデンティティプロバイダにより署名されたSAMLドキュメントを攻撃者が入手できる場合、攻撃者がSAMLレスポンスやアサーションを偽造し、任意のユーザーとして脆弱なシステムにログインすることが可能になるという。
CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを最高値である「10.0」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
現地時間9月10日にリリースされた「同1.17.0」「同1.12.3」にて脆弱性は修正された。また依存関係を持つ「OmniAuth SAML」も影響を受けるとしており、脆弱性を修正した「同2.2.1」が提供されている。
(Security NEXT - 2024/09/13 )
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