Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メアド入力ミスで就学相談会資料を誤送信 - 国東市教委

大分県国東市教育委員会は、就学相談会の相談員へ個人情報含む資料をメールで送信した際、第三者へ送信するミスがあったことを明らかにした。

同委員会によれば、8月20日、就学相談会の相談員へ資料をメール送信した際、送信先のメールアドレスの入力を誤り、第三者へ送信したもの。同月22日に相談員からメールが届いていないと連絡があり、送信履歴を確認したところ誤送信が判明した。

問題の資料には、相談幼児21人の氏名を含む就学相談会の相談者一覧表のほか、そのうち11人に関しては氏名、住所、電話番号、相談内容、生育状況などが記載された教育相談票が含まれる。資料には、当事者のみ把握しているパスワードが設定されていたとしている。

送信先の相談員にメールアドレスを電話で確認し、メモに記入。メモの内容は正しかったものの、送信時に入力を誤り、一部文字が欠落したメモとは異なるメールアドレスへ送信した。

同市教委では誤送信先にメールで連絡し、誤送信したメールの削除を依頼しているが返信はないという。対象となる保護者を訪問し、説明と謝罪を行った。

同市教委では、テストメールを事前に送信し、確認するなどチェック体制を強化。メールの到着を電話で確認した際にパスワードを口頭で伝えるなど対策を徹底し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2024/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

職員が携帯電話を一時紛失、保護ケースにロック解除メモ - 新潟県
複数の決裁文書が所在不明に、盗難の可能性も - 四條畷市
会員顧客向けメールで誤送信 - PC周辺機器メーカー
伝票を保管していた段ボール3箱を誤廃棄 - 佐賀銀
職員のアカウント2件がスパム送信の踏み台に - 東京経済大
「Django」にセキュリティアップデート - 複数の脆弱性を修正
ライクキッズへのランサム攻撃 - 脆弱性を突いて侵入
井関農機のグループ会社でランサム被害 - 影響など調査
「Apex One」「Apex Central」に脆弱性 - ホットフィクスやOS設定で対応を
SonicWall製VPN製品「SMA 100シリーズ」に複数の脆弱性