Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortinet、セキュリティアドバイザリ10件を公開

Fortinetは現地時間9月10日、セキュリティアドバイザリを公開し、同社複数製品における脆弱性を明らかにした。脆弱性を修正したバージョンへアップデートするよう求めている。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせて、あらたに10件のセキュリティアドバイザリを公開したもの。

「FortiSOAR」「FortiClient」「FortiClientEMS」「FortiAnalyzer」「FortiManager」「FortiEDR Manager」「FortiSandbox」「FortiADC」などの脆弱性について明らかにした。同社ファイアウォール製品に搭載されている「FortiOS」に関するアドバイザリはなかった。

重要度を見ると、4段階中上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされたアドバイザリが1件。8件については、1段階低い「中(Medium)」としており、のこる1件を「低(Low)」とした。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

重要度が「高(High)」とされた脆弱性は、「FortiSOAR」に判明した認証不備の脆弱性「CVE-2024-4863」。悪用には認証が必要となるが、細工したHTTPリクエストにより、管理者のパスワードに対してブルートフォース攻撃が可能になるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」と評価されている。

(Security NEXT - 2024/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局