Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県

岐阜県は、永年勤続表彰対象の教職員に関する個人情報を含んだファイルを、メールで誤送信する事故があったことを明らかにした。送信先よりさらにファイルが転送され、流出先が拡大したという。

同県によれば、6月25日から26日にかけて、県内6教育事務所に対し、教職員の永年勤続対象者名簿をメールで送信した際、教職員の個人情報が含まれたファイルを誤って送信するミスがあったという。

教職員41人の生年月日や年齢、採用年月日、処分歴などが含まれる。個人情報は、名簿のファイル内に別シートとして非表示の状態で添付されており、特定操作で閲覧できる状態だった。

6月28日に送信先から指摘があり、問題が判明。さらに送信先へ確認したところ、教育事務所から市町村の教育委員会や管内の小中学校にファイルが転送されていたことが判明した。送信先はあわせて122機関にのぼる。

同県では、送信先の機関にファイルの削除を依頼。全送信先におけるファイルの削除を確認した。また個人情報が流出した関係者に経緯の説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2024/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「IBM Backup, Recovery and Media Services for i」に権限昇格の脆弱性
米当局、Linuxカーネルの脆弱性悪用に注意喚起
Googleグループ57件が公開設定、個人情報が外部閲覧状態に - ダイソー
「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正
「NetScaler ADC」「同Gateway」に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
Trend Micro「Apex Central」に深刻な脆弱性 - 修正パッチをリリース
Apple製品の脆弱性に攻撃 - 2〜3月に修正済みも情報公開は6月
案内メール誤送信で顧客のメアドが流出 - アルバイトタイムス
サイト改ざんで異なるページを表示 - アルパインツアーサービス
高校で生徒の成績情報などをTeamsに誤アップロード - 千葉県