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地理空間データ共有OSS「GeoServer」にRCE脆弱性 - アップデートの実施を

地理空間データを共有するためのオープンソースソフトウェア「GeoServer」に複数の脆弱性が明らかとなった。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も含まれる。

同ソフトウェアに含まれる「GeoToolsライブラリ」のAPIに、リモートより認証なしにコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2024-36401」が明らかとなったもの。開発チームでは脆弱性の重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

またCVE番号を採番したGitHubは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」と評価した。

さらに「CVE-2024-24749」をはじめ、「CVE-2024-34696」「CVE-2024-35230」など重要度が「中(Moderate)」とされる脆弱性などもあわせて明らかとなった。

開発チームでは、現地時間6月13日から18日にかけてこれら脆弱性を修正した「同2.25.2」「同2.24.4」「同2.23.6」をリリースしている。

(Security NEXT - 2024/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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