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サイバー攻撃受け障害、従業員情報流出の可能性 - パルグループHD

衣料品や雑貨などの小売を手がけるパルグループホールディングスは、サイバー攻撃を受け、同社グループの一部サーバでシステム障害が発生したことを明らかにした。

同社によれば、6月16日にシステム障害が発生。調査を行ったところ、同社グループの複数サーバが第三者によって侵害されたことを確認した。

従業員や過去に在籍した役職員の氏名、住所、メールアドレス、給与振込銀行口座番号のほか、休職者の傷病情報が流出した可能性がある。

事態の発覚を受け、6月17日に個人情報保護委員会へ報告した。同社は外部協力のもと、影響範囲について調査するとともに復旧を進めている。

オンラインストア「PALCLOSET」の会員情報については、異なるシステムで運用しており、情報流出について否定した。

店舗やオンラインストアは通常どおり営業している。アプリのポイントサービスについては、ポイントを使用できるものの、ポイントの付与はシステム復旧後になるという。

(Security NEXT - 2024/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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