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角川ドワンゴ学園の生徒や保護者情報も流出か - KADOKAWAが報告

KADOKAWAは、ランサムウェアなどを用いたサイバー攻撃を受けた問題で、角川ドワンゴ学園の関係者に関する個人情報についても流出した可能性が高いことを明らかにした。

情報を公開したとする攻撃者の主張に対し、同社では内容の信憑性について調べているが、一部情報に関して流出した可能性が高いことが判明したことから、7月3日時点における状況を報告したもの。

従来の発表にくわえて、ドワンゴが教育コンテンツシステムを提供している角川ドワンゴ学園の在校生や卒業生、保護者に関する一部個人情報が流出した可能性があることが明らかとなった。

また一部クリエイターに関する個人情報の流出が確認されているが、攻撃を受けたのはドワンゴ専用のファイルサーバだったと補足。影響は同社と直接取り引きがある場合に限られることを強調した。

KADOKAWAが、作家、クリエイター、顧客の情報を管理するシステムについては、7月3日の時点で侵害の痕跡は確認されておらず、対象に含まれないとしている。

同社では関係者に対して個別に連絡を取るとともに問い合わせ窓口を設置して対応を進める。あわせてデータの拡散などは深刻な影響をもたらす可能性もあるとして、SNSなどで共有しないよう求めた。

(Security NEXT - 2024/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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