複数脆弱性に対処したGPUのアップデートをリリース - NVIDIA
NVIDIAは現地時間6月6日、同社GPU(グラフィックス処理ユニット)向けのソフトウェアに関するセキュリティアップデートをリリースした。複数の脆弱性に対処している。
「GeForce」「Studio」「NVIDIA RTX」「Quadro」「NVS」「Tesla」向けのソフトウェアに明らかとなった脆弱性へ対処したもの。Windows、Linux、ハイパーバイザーなど動作するプラットフォームや製品によって影響を受ける脆弱性は異なるが、CVEベースであわせて10件にのぼる。
ドライバである「NVIDIA GPU Display Driver」には、情報漏洩の脆弱性「CVE-2024-0089」、域外メモリへの書き込み「CVE-2024-0090」、信頼できないポインタの逆参照「CVE-2024-0091」など5件の脆弱性が判明。
「CVE-2024-0089」「CVE-2024-0090」「CVE-2024-0091」の3件については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアをともに「7.8」、重要度を4段階中2番目にあたる「高(High)」としている。のこる2件は1段階低い「中(Medium)」とした。
仮想マシンでGPUを共有するための「NVIDIA VGPU Software」についても「高(High)」とされる「CVE-2024-0084」「CVE-2024-0099」のほか、「中(Medium)」とされる3件に対処している。
同社は各製品に向けてアップデートをリリースした。今回修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-0084
CVE-2024-0085
CVE-2024-0086
CVE-2024-0089
CVE-2024-0090
CVE-2024-0091
CVE-2024-0092
CVE-2024-0093
CVE-2024-0094
CVE-2024-0099
(Security NEXT - 2024/06/10 )
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