ディップの求人掲載企業に再び不正アクセス - 過去事案と同一犯の可能性
ディップが運営する求人情報サイト「バイトル」において、求人掲載企業の応募者情報管理ページが不正アクセスを受け、個人情報流出が発生したことがわかった。過去の事案に類似しており、同一人物が犯行に及んだ可能性があるという。
今回不正アクセスを受けたのは、同サイト上で求人を掲載しているアローズコーポレーションの応募者管理ページ。第三者が正規のIDとパスワードを利用して不正アクセスを行った。
システムのメール送信機能を利用し、同社に対する応募者12人に関する氏名、電話番号、年齢、性別、メールアドレス、現在の職業などの個人情報と、不正アクセスに使用したIDとパスワードを本人を含む応募者へ送信したという。メールを受信した応募者からディップに問い合わせがあり問題が発覚した。
不正アクセスを行った第三者や、送信されたIDとパスワードを用いてアクセスした人物により、アカウント上で管理されていた応募者3193人に関する氏名、都道府県、市区町村、電話番号、年齢、生年月日、性別、職業、学歴、職歴、自己PRなどの個人情報が閲覧された可能性がある。
今回被害を受けたアローズコーポレーションは、2023年末に同様の不正アクセスを受け、被害が発生したサンライズワークスの関連会社だという。手法とアクセスログが同じであり、同一人物による不正アクセスの疑いが強いとしている。
(Security NEXT - 2024/05/31 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月のアップデートで修正済み
メール本文に関係者アドレスを記載、削除し忘れ流出 - 神奈川県
兵庫県、「はばタンPay+」のシステムを改修 - 申請受付を再開
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
CDN導入時に設定ミス、複数フォームで個人情報を誤表示 - スカイマーク
複数サーバでランサム被害、痕跡未確認も情報流出の可能性 - はるやまHD
テモナのEC支援SaaSに侵害の痕跡 - 攻撃経路や影響など調査
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増

