Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

第三者のYouTube動画に患者の電子カルテ情報 - 群大付属病院

群馬大学は、動画サイトで公開された動画に、同大医学部付属病院の電子カルテが映り込み、入院患者の個人情報が流出したことを明らかにした。

同大によれば、同院が利用する製品のメーカーがYouTubeで公開した導入事例紹介の動画に同院の電子カルテ情報が映り込んでいたことが判明したもの。

問題の動画は、2023年11月23日から同社の公式YouTubeチャンネルで公開されていた。10分強の動画中、約6秒間にわたり確認でき、入院患者42人の氏名、患者番号、診療科、入院日などが含まれる。

動画作成時にチェックを行っていたものの、個人情報が映り込んでいることを見落としていた。

4月23日に問題が判明。同大から要請を受け、同社では同日公開を中止した。同大では、対象となる患者に対し説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2024/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加