Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

GitLab、アップデートで脆弱性11件を修正

GitLabは現地時間5月8日、セキュリティアップデート「GitLab 16.11.2」「同16.10.5」「同16.9.7」をリリースした。複数の脆弱性やバグを修正している。

「GitLab Enterprise Edition(EE)」および「同Community Edition(CE)」のアップデートをリリースしたもので、あわせて11件の脆弱性を解消したほか、バグ修正なども行っている。

重要度を見ると4段階中、上から2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は1件。ワイルドカードを使用したブランチ名の検索において、細工した検索ワードを用いることでサービス拒否を引き起こすことが可能となる「CVE-2024-2878」に対応した。

このほか、「中(Medium)」とされる9件や「低(Low)」とされる1件を修正。同社は、できるだけ早急に最新バージョンに更新するよう呼びかけている。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-6195
CVE-2023-6682
CVE-2023-6688
CVE-2024-1211
CVE-2024-1539
CVE-2024-2454
CVE-2024-2651
CVE-2024-2878
CVE-2024-3976
CVE-2024-4539
CVE-2024-4597

(Security NEXT - 2024/05/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル
サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
進学情報サイトにサイバー攻撃 - 学生情報が流出した可能性
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差