Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PowerDNS Recursor」の特定バージョンにDoS脆弱性

蘭PowerDNS.COMのDNSキャッシュサーバ「PowerDNS Recursor」にサービス拒否の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

現地時間4月24日にセキュリティアドバイザリを公開し、細工したリクエストによりサービス拒否に陥る脆弱性「CVE-2024-25583」について明らかにしたもの。

再帰的クエリを処理するよう設定している場合、攻撃者は公開した細工したゾーンを用いて脆弱性の悪用が可能だという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。対象となるバージョンは「同5.0.3」「同4.9.4」「同4.8.7」のみとしており、他バージョンは影響を受けない。

開発チームでは、脆弱性を修正した「同5.0.4」「同4.9.5」「同4.8.8」をリリースした。また同脆弱性の公表を受け、日本レジストリサービス(JPRS)からも利用者に注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/05/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、悪用が確認された既知脆弱性2件について注意喚起
ボランティアの個人情報をメールに誤添付 - 神奈川県
一部情報の流出を確認、詳細を調査 - 長崎船舶装備
「Node.js 18」がサポート終了 - 後継バージョンへ移行を
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「Splunk UBA」に複数脆弱性 - アップデートが公開
偽基地局から送信されたフィッシングSMSに注意 - 総務省が注意喚起