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開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を

開発言語「R」において実装の不備があり、細工されたファイルを読み込むと任意のコードを実行される脆弱性が明らかとなった。セキュリティ機関より注意が呼びかけられている。

RDS形式でシリアライズされたデータのデシリアライズ処理に脆弱性「CVE-2024-27322」が明らかとなったもの。

細工されたファイルを読み込むと、意図とは異なるタイミングでオブジェクト内の式が評価され、任意のコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、同脆弱性のベーススコアは「8.8」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

同脆弱性は「同4.4.0」にて修正されており、セキュリティ機関などがアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/05/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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