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小学校で名簿紛失、家庭訪問で持ち出した際に - 堺市

大阪府堺市は、小学校の教員が家庭訪問時に児童の個人情報が記載された名簿を持ち出し、紛失したことを公表した。

同市によれば、4月23日14時ごろ、同クラスの担任が家庭訪問を行う際、名簿を持ち出し、紛失したもの。3年生1クラスの児童36人の氏名、住所、電話番号、生年月日と兄弟姉妹の氏名10人分が記載されていた。

持ち出しにあたり、管理職の承認を得ていなかった。名簿はバインダーに綴じて脇に挟んで移動。7件あるうち、4件目の家庭訪問を終了したところで名簿が見当たらないことに気づいた。

当初移動に用いた車内にあると思い込み、別途持参した住宅地図でのこりの家庭訪問に対応。終了後に学年主任へ紛失を報告した。校長より報告を受けた同市教育委員会では再度探索するよう指示。教職員が探索したが見つからなかったという。

同市教委では、鞄などに収納せず名簿を取り扱ったことに原因があったとし、家庭訪問時の個人情報の取り扱いルールの徹底を指導。また同校では保護者説明会を開催し、謝罪している。

(Security NEXT - 2024/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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