Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian

Atlassianは4月16日、定例のセキュリティアドバイザリを公開し、複数の製品において1件の重複を含むのべ7件の脆弱性に対応したことを明らかにした。

サードパーティ製ソフトウェアに明らかとなったあわせて7件の脆弱性に対処したもの。「Bamboo」では、「Spring Framework」に関連する3件の脆弱性「CVE-2024-22257」「CVE-2024-22243」「CVE-2024-22259」に対応した。

一方、「Confluence」では、「Amazon Ion」における「Java」の実装において問題があり、サービス拒否が生じる「CVE-2024-21634」に対処した。

さらに「Jira Software」では「CVE-2024-21634」にくわえて、「Json-smart」に判明した「CVE-2023-1370」を修正している。「Jira Service Management」では「CVE-2023-52428」を解消した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「CVE-2024-22257」が「8.2」、「CVE-2024-22243」「CVE-2024-22259」が「8.1」としており、他脆弱性については「7.5」とした。重要度はいずれも4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」としている。

同社は各製品に向けて脆弱性を修正したアップデートをリリースしており、利用者に対応を呼びかけた。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-1370
CVE-2023-52428
CVE-2024-21634
CVE-2024-22243
CVE-2024-22257
CVE-2024-22259

(Security NEXT - 2024/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加
「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
児童養護施設で児童の個人情報含む書類が所在不明 - 岐阜県
中小企業向けにネットワーク脅威の検知パッケージ - NTTセキュリティ
ジョギング大会の参加者名簿が所在不明に - 綾川町
保育施設運営事業者へのメールで誤送信、メアド流出 - 大阪市
不妊対策助成事業の一部申請書が所在不明に - 東京都
LINEヤフー、個情委に報告書を提出 - 進捗状況知らせるページも
FC会員情報含むUSBメモリを撮影会場で紛失 - 新日本プロレス
「SonicWall GMS」に認証回避など複数の脆弱性 - アップデートが公開