まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
ウェブサイトの改ざんなど、異常に気づいた第三者から問い合わせ窓口などに通報が行われることもある。被害を早期に気がつけるきっかけともなりうる。休暇中でも見落とさないよう体制を構築しておく。
ランサムウェアをはじめ、組織がサイバー攻撃を受けた場合に相談ができる窓口をJPCERTコーディネーションセンターが開設している。
サイバー攻撃の情報が集約される同センターへ相談することで、これまで対応したことのないインシデントであっても、初動対応のミスなどを軽減できる。同センターによれば、2024年のゴールデンウィークは暦通り稼働しているとのことだ。
テレワークなども浸透し、業務用端末やデータを外部に持ち出すケースも増えている。不要な持ち出しを避け、持ち出す場合も盗難や紛失などを想定し、暗号化することでリスクを抑制。新入社員や異動であらたに配置されたメンバーも含め、あらためてルールを周知徹底しておきたい。
偽の警告画面を利用した「サポート詐欺」の被害が拡大している点も警戒が必要だ。第三者によって端末が遠隔操作されれば、情報流出や不正な操作など、あらゆる被害に発展するおそれがある。
ウェブを閲覧する環境であれば、誰もが遭遇する可能性があるリスクだ。あらためて「サポート詐欺」の手口や、見慣れぬアラートが出た場合の対応など、組織内で情報共有しておく。
(Security NEXT - 2024/04/19 )
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