ビデオ会議サービス「Zoom」のクライアントソフトに脆弱性
オンラインビデオ会議サービスを展開するZoomは、クライアントソフトにおいて脆弱性を修正したことを明らかにした。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあたる4月9日にセキュリティアドバイザリ3件を公開し、「Zoom Desktop Client」に関する3件の脆弱性について明らかにしたもの。
Windows版では「CVE-2024-24694」、macOS版では「CVE-2024-27247」を修正した。いずれもインストーラにおいて権限管理に不備があり、ローカルユーザーにおいて権限の昇格が生じるおそれがある。
さらにLinux版では、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-27242」が存在。悪用されるとサービス拒否に陥るおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-24694」が「5.9」、「CVE-2024-27247」が「5.5」、「CVE-2024-27242」が「3.5」。重要度は「CVE-2024-24694」「CVE-2024-27247」をともに「中(Medium)」、「CVE-2024-27242」を「低(Low)」としている。
いずれも「バージョン5.17.10」にて修正しており、同社は最新版へアップデートするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/04/11 )
ツイート
PR
関連記事
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み
Interop Tokyo 2025が開催中 - 恒例企画「ShowNet」が人気
「Interop Tokyo 2025」が6月開催 - テーマ「社会に浸透するAIとインターネット」
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意