Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サポート詐欺で患者情報含むPCが遠隔操作できる状態に - 富田林病院

大阪府の富田林病院は、職員がサポート詐欺に遭い、患者情報が保存されたパソコンが遠隔操作されたことを明らかにした。情報流出は確認されていないという。

同院によれば、2月29日に職員が個人で使用しているパソコンでインターネットを利用していたところ、いわゆる「サポート詐欺」の被害に遭い、パソコンを遠隔より操作できるアプリケーションをダウンロードさせられた。

被害を受けた端末内のデータを調べたところ、特定診療科の患者の診療内容などが保存されていたことが判明したという。

同端末は、第三者により20分程度遠隔操作が可能だった。端末やデータについて調査したところ、患者情報にアクセスし、抜き取られた形跡などは確認されていないとしている。

同院では、パソコンに情報が保存されていた患者に対し、個別に報告を行った。

(Security NEXT - 2024/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
ブラウザ「Chrome」にアップデート - セキュ関連で10件の修正
特権アクセス管理製品「Symantec PAM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
JupyterLabの機能拡張作成用テンプレートに脆弱性 - リポジトリに影響
イベント申込フォームで設定不備、個人情報が閲覧可能に - 多摩SDC
2024年2Qの「JVN iPedia」登録は1463件 - NVDの公開遅延が影響
JPCERT/CCが感謝状 - 脆弱性悪用対応の「重要な模範事例」
WPプラグイン「WooCommerce Social Login」に複数の脆弱性
「Apache CloudStack」でSAML認証をバイパスされるおそれ
「サポート詐欺」の相談が3割増 - 過去最多を更新