Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2月のDDoS攻撃件数、前月の約1.2倍に - 71Gbps超の攻撃も

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、同社のサービスやバックボーンで2月に観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数が前月の1.2倍に増加している。

同社によれば、2月に観測したDDoS攻撃は284件。前月の235件から21%増となった。2023年10月以降、300件を下回る状況だが、2カ月連続で増加している。1日あたりに換算すると平均9.8件だが、攻撃件数は日によって差が見られ、2月19日には20件が観測された。

もっとも規模が大きかった攻撃はDNSプロトコルを用いたリフレクション攻撃で、約690万ppsのパケットにより71.1Gbpsのトラフィックが発生。最大規模の攻撃が2.47Gbpsだった前月を大きく上回った。

もっとも長時間継続したのは、「TCP ACK Flood」による攻撃で、25分にわたり攻撃が展開された。最大で1.74Gbpsのトラフィックを記録している。

20240329_ii_001.jpg
DDoS攻撃の発生状況(グラフ:IIJの発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2024/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
能登半島地震被災地域の登録セキスペ、登録更新申請期限迫る
添付ファイルと宛先の確認不足が重なる誤送信が発生 - 大塚商会
福岡飲食店のECサイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
グリコでシステム障害、冷蔵食品を出荷停止 - 再開は5月中旬予定
2024年1Qの脆弱性届け出は243件 - 前四半期比約2割減
教員や学生宛てのメールで個人情報含むファイルを誤添付 - 山口大
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性