Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

給付金支給対象者名簿を誤送信、第三者が関連施設内で共有 - 軽井沢町

長野県軽井沢町は、一部住民の名簿ファイルを誤ってメールで第三者に送信したことを明らかにした。

同町によれば、町内施設に居住する給付金支給対象者へ集団で現金給付を実施するにあたり、受給日時や会場の案内のためメールを送信した際、誤って名簿ファイルを無関係の第三者へ送信したもの。

添付した表計算ファイルには、現金支給対象者160人に関する氏名、性別、生年月日が記載されていた。

3月1日に施設の職員より、メールを受信した第三者が施設内の連絡システムで現金支給対象者名簿を共有。受給対象者かどうかの確認と受給日時および会場の案内を呼びかけていると連絡があり、個人情報が流出していることが判明した。

同町では同日、同施設を訪問して謝罪。施設側ではすでに、メールを受信した第三者、第三者よりメールが転送された1人、共有ファイルのアクセスログから現金支給対象者名簿を複製した4人を特定し、それぞれの端末からファイルを削除したことを確認している。

同町では、個人情報保護委員会に報告を行っている。

(Security NEXT - 2024/03/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

CDN導入時に設定ミス、複数フォームで個人情報を誤表示 - スカイマーク
メール本文に関係者アドレスを記載、削除し忘れ流出 - 神奈川県
複数サーバでランサム被害、痕跡未確認も情報流出の可能性 - はるやまHD
テモナのEC支援SaaSに侵害の痕跡 - 攻撃経路や影響など調査
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増
Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
先週注目された記事(2025年10月19日〜2025年10月25日)
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県