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Ivanti、「外部整合性チェックツール」の機能強化版を公開

過去に提供されていた「整合性チェックツール」に関しては、検知を回避されるケースがあったとの報告が行われている。

Ivantiは、以前から指示に従い、クリーンなICTスキャンを継続している場合は、追加の工場出荷時リセットや、仮想アプライアンスにおけるあたらしいビルドの展開は必要ないとした。

アプライアンスを出荷時の設定へリセットした場合も、永続的にroot権限を取得される可能性も指摘されたが、あくまでも研究ベースで明らかとなったもので、攻撃で実際に悪用された事例は見つかっていないことを強調。

示された概念実証については、「Ivanti Connect Secure」との接続が失われるため、持続性は得られず、実際に顧客が利用する環境では実行が不可能であるとの考えを同社は示した。

パッチを適用し、出荷時設定へハードウェアをリセットしたり、仮想環境であたらしいビルドを導入した場合に、侵害の永続化が成功した例はなく、危険にさらされることはないとしている。

(Security NEXT - 2024/03/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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