Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivanti、「外部整合性チェックツール」の機能強化版を公開

過去に提供されていた「整合性チェックツール」に関しては、検知を回避されるケースがあったとの報告が行われている。

Ivantiは、以前から指示に従い、クリーンなICTスキャンを継続している場合は、追加の工場出荷時リセットや、仮想アプライアンスにおけるあたらしいビルドの展開は必要ないとした。

アプライアンスを出荷時の設定へリセットした場合も、永続的にroot権限を取得される可能性も指摘されたが、あくまでも研究ベースで明らかとなったもので、攻撃で実際に悪用された事例は見つかっていないことを強調。

示された概念実証については、「Ivanti Connect Secure」との接続が失われるため、持続性は得られず、実際に顧客が利用する環境では実行が不可能であるとの考えを同社は示した。

パッチを適用し、出荷時設定へハードウェアをリセットしたり、仮想環境であたらしいビルドを導入した場合に、侵害の永続化が成功した例はなく、危険にさらされることはないとしている。

(Security NEXT - 2024/03/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
リフト券販売サイトが改ざん、個人情報が流出 - 片品村
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
第三者が旧ポイントサービスのドメインを取得 - ヴィンクス
パスワードリスト攻撃と見られるログイン試行を確認 - WOWOW
フィッシングURLは約3割減 - ブランドの悪用被害が増加
看護師が患者資料を本に挟んで持ち帰り - 本売却から発覚