個人情報含む資料を誤廃棄、運搬中に落下して散乱 - 群馬県
群馬県の藤岡土木事務所において個人情報含む資料を誤って資源ゴミとして処理するミスが発生した。回収業者の運搬時に書類が落下し、道路上に散乱したことから明らかになったという。
同県によれば、本来シュレッダーによる裁断を行ったあとに廃棄すべき書類を資源ゴミとして扱っていたことが判明したもの。
資源ゴミとして回収業者が運搬したが、2月15日13時ごろに高崎市内の道路で落下し、散乱した。同日15時ごろに近所の住民が気づいて通報したことで問題が明らかとなった。
散乱した資料は、パンフレットやカタログのほか、名簿、道路のパトロール計画、メールを印刷した書類など1130枚。このうち160枚に関係業者148人、関係機関27人、住民24人、同県職員256人などあわせて455人分の氏名が記載されていた。一部住所や電話番号、メールアドレスなども含まれる。
同県職員が、15地30分ごろより散乱した書類を1時間ほどかけて回収した。同県によれば、未回収となっている書類はないという。
書類を扱った職員は、シュレッダーにより裁断しようと保存していた書類がいつのまにかなくなっていたと証言しているという。別の職員が資源ゴミと勘違いした可能性がある。
同県では、散乱した資料に個人情報が含まれていた対象者に対し、経緯の説明や謝罪を行った。
また再発の防止に向けて、個人情報を含む書類の適正管理を徹底。資源ゴミの回収業者からは、荷崩れの防止にあたり、積載方法の改善報告を受けている。
(Security NEXT - 2024/02/28 )
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