転職による年収アップ、「セキュリティエンジニア」がトップ
転職後にIT職種へ就いた7割弱が年収が増加したとする調査結果をパーソルキャリアが取りまとめた。転職前後の平均増加額は「セキュリティエンジニア」がもっとも大きかったという。
パーソルキャリアが、同社の転職サービス「doda」において2023年1月から6月までにエージェントサービスを利用して転職した個人を対象に、転職前の年収と転職後に企業が提示した決定年収の変化について調査し、結果を取りまとめたもの。
転職後に6割弱が年収が増加したと回答。特にエンジニアなどをはじめとするIT職種の場合は7割弱と高い傾向が見られる。
転職前後において年収の差がもっとも大きかったのが「セキュリティエンジニア」。IT関連の職種から「セキュリティエンジニア」に転職した場合、転職前が平均490万円だったのに対し、転職後は557万円で増加幅は67万円だった。
「ITコンサルタント(64万円増)」「データサイエンティスト(50万円増)」などと比べても増加幅が大きい。「セキュリティエンジニア」の経験者が少なく、採用競争力を高めるため企業が年収を引き上げていると同社は分析している。

IT職種経験者の転職による年収増減ランキング。セキュリティエンジニアへの転職がもっとも増加幅が大きい(表:パーソルキャリア)
(Security NEXT - 2024/02/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満