Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

リモートデスクトップ「AnyDesk」にサイバー攻撃 - コード署名を差替

リモートデスクトップソフトウェア「AnyDesk」を開発するAnyDeskは、一部システムが侵害されたことを明らかにした。

開発システムが侵害された痕跡が明らかとなったもので、CrowdStrikeの協力のもと対応を進めたとしており、コード証明書をはじめとする関連する証明書の無効化や差し替え、システムの修正、交換など、必要に応じて対策を講じたとしている。

今回の侵害はランサムウェアによる被害ではないと説明。同社のシステムでは、エンドユーザーのデバイスに接続するため悪用されるおそれがある秘密鍵、セキュリティトークン、パスワードについては保存しないように設計しているとした上で、予防的な措置としてウェブポータルにおけるパスワードをリセットした。

エンドユーザーのデバイスが影響を受けたといった報告もないとしている。同じアカウント情報を他所で使いまわしている場合は、パスワードを変更するよう求めた。

引き続き「AnyDesk」を使用することについて安全であると強調。最新バージョンを使用していること、新しいコード署名証明書が適用されていることを確認するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/02/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

口座振込通知書を誤送信、データ出力時のミス気付かず - 燕市
地域計画PDFに個人情報 墨塗りでも参照可能 - 小千谷市
国勢調査書類、未回答世帯の訪問時に紛失か - 大野城市
第三者がサーバより情報を窃取、データ暗号化は確認されず - プラ製品メーカー
患者に私的SMS、市立病院医師を懲戒処分 - 三浦市
WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響
Drupal向け「OAuth」サーバモジュールに認可バイパスの脆弱性
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
バッファロー製ルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に脆弱性 - ファームウェアの更新を
「GNU Libmicrohttpd」に複数脆弱性 - 実験的コンポーネントに起因