Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「macOS」「iOS」に脆弱性、悪用も - Appleは1年以上前に修正済みと説明

「macOS」や「iOS」にあらたな脆弱性が明らかとなった。悪用の報告もあるが、Appleでは2022年12月にリリースしたアップデートで修正済みと説明している。

悪用には読み取りや書き込みの権限が必要となるが、カーネルにおいてポインタ認証をバイパスできる脆弱性「CVE-2022-48618」が明らかとなったもの。

同脆弱性は、2022年12月にリリースされた「macOS Ventura 13.1」をはじめ、「iOS 16.2」「iPadOS 16.2」「watchOS 9.2」「tvOS 16.2」にて修正されたとしているが、セキュリティアドバイザリの公開当初、同脆弱性に関する言及はなかった。

CVE番号は2024年1月に採番されており、Appleでは同月9日にアドバイザリへ追記した。「iOS 15.7.1」より以前のバージョンを標的とした攻撃について報告があることも明らかにしている。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、現地時間1月31日に同脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」を追加。米国内の行政機関に対応を求めるとともに、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
「ぶちエコサポーター」研修会の参加者宛メールで誤送信 - 山口県
誤って資料を持ち帰り紛失、住民が商業施設で拾得 - 新潟県
従業員個人PCがマルウェア感染、業務用認証情報が流出 - QUICK
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース